この記事をご覧になっている方は、「これからクワガタの販売をして収益化を目指している方」や「初めてクワガタを梱包する方」ではないでしょうか?そのような方に、クワガタ販売において固定費となる”梱包費用を極限まで削減”しつつ、お客様に安全にクワガタをお届けするための梱包方法を解説いたします。
私は、日頃からネットショップでクワガタの幼虫・生体の販売を実施しており、数多くのクワガタをお客様に販売した経験があるため、是非安心してご覧になってください。私のネットショップを拝見したい方はコチラから確認してみてください。
結論、クワガタを安価且つ安全に梱包するポイントは以下となります。
安価に梱包するポイント
- 発送用箱には段ボール箱を使え!
安全に梱包するポイント
- 生体はプリンカップに入れ、プリンカップ内の隙間にティッシュを敷き詰めること
- 幼虫はマットと共に、プリンカップに入れること
- プリンカップの蓋が開かないように、養生テープで固定すること
- クワガタを複数配送する場合はプリンカップを養生テープでまとめること
- 発送用の箱にプリンカップを入れて、隙間には新聞紙もしくは広告紙を敷き詰めること
- 夏場は保冷剤、冬場はカイロを入れること!
それでは、順を追って詳しく説明していきます。
梱包費用について
梱包に必要な用品は?
梱包費用の内訳は?
購入場所 | 用品 | 価格(梱包当たりの単価) |
楽天市場 | 60サイズ段ボール | 84円 |
シモジマ | 直径400mm×深さ4cmプリンカップ | 13円 |
セリア(100均) | 養生テープ | 3円 |
購入場所、用品、価格は表の通りです。これをご覧いただいてわかる通り、梱包費用の大半を占めているのが”郵送用の箱の購入費用”であることがわかるかと思います。つまり、梱包費用をなるべく安く済ませるためには”郵送用の箱の値段をいかに安く購入するか”にかかっているという訳なんです。
段ボールを選ぶべき理由について
なによりも安い!
前述の説明で、梱包費用を安く済ませるためには、郵送用の箱を安く済ませることが大事であることをご理解いただけたかと思います。それでは、実際に段ボールがどれほど安いか見ていきます。
上の表は、2024/11/5時点の、楽天市場で販売されている60サイズの”発泡スチロール箱”と”段ボール箱”の価格の平均値を示しております。これを見ると、段ボール箱の方が発泡スチロール箱と比べて2倍以上安いことがわかるかと思います。
もし、発泡スチロール箱を用いて50個の荷物を発送したとしたら、1万円弱損してしまう計算になります。
ただ単に、箱の種類を変えてあげるだけで1万円の収益が上がるとなったら、だれもが段ボールを選ぶと思います。
保温性に優れているから
物質 | 熱伝導率[W/(m・K)] |
鉄 | 80 |
段ボール | 0.07 |
発泡スチロール | 0.037 |
容器の保温性を評価する指標として、しばしば”熱伝導率”が使われます。熱伝導率は、”熱の通しやすさ”を表すもので、値が大きければ大きいほど、外気温と同じ温度になりやすいと思ってもらえれば大丈夫です。
表に、代表的な物質の熱伝導率を示しております。これを見ていただくとわかる通り、段ボールは鉄に比べて、外気温と同じ温度になりにくいことがわかります。つまり、段ボールの方が保温性が高いということです。
さらに、段ボールと発泡スチロールの熱伝導率を比較すると、ほぼ同程度であることがわかります。これは、つまり、発泡スチロールと段ボールの保温性は変わらないことを示しております。
段ボールと発泡スチロールの保温性がほとんど変わらないことは、実験的にも示されております。気になる方は下の動画をご覧ください。
発泡スチロールよりも安くて、保温性が変わらないのであれば、段ボールを選びますよね?
保管スペースを取らない
クワガタの注文が入るまで、段ボール箱は家で保管することになります。その際に、問題になるのが保管スペースですよね。もし、発泡スチロール箱だと、折りたたむこともできませんので、かなりの保管スペースを確保しなければいけません。
しかし、段ボールであれば、写真のように折りたたんで保管することができますので、部屋の隅やクローゼットの中に納まりますので、保管スペースに悩みません。
梱包方法について
クワガタをお客様に安全にお届けするための方法を順を追って説明していきます。
まとめ
それでは、最後にクワガタを安価且つ安全に梱包するためのポイントを改めてまとめます。
安価にするポイント
- 発送用箱には段ボール箱を使え!
安全にするポイント
- 生体はプリンカップに入れ、プリンカップ内の隙間にティッシュを敷き詰めること
- 幼虫はマットと共に、プリンカップに入れること
- プリンカップの蓋が開かないように、養生テープで固定すること
- クワガタを複数配送する場合はプリンカップを養生テープでまとめること
- 発送用の箱にプリンカップを入れて、隙間には新聞紙もしくは広告紙を敷き詰めること
- 夏場は保冷剤、冬場はカイロを入れること!
その他、クワガタ飼育に関するノウハウを色々と発信しております。気になる記事がありましたら、ご覧ください。
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