
クワガタ飼育が初めてで、そもそも幼虫のボトル交換方法がわからない...
クワガタ飼育経験はあるが、交換タイミングに毎回悩んでいる...

そのような方に向けて、多種多様なクワガタを飼育した経験のある私が、クワガタの幼虫のボトル交換方法について解説します。
私は常時クワガタを14種類、幼虫を100頭以上飼育しており、日々クワガタのブリード経験を積んでおりますので、安心して記事をご覧になってください。具体的な飼育種が気になる方は私のプロフィールをご覧ください。
結論、クワガタの幼虫のボトル交換は以下の事に気を付ければ完璧です!
ボトル交換のポイント
- 菌糸・幼虫飼育マット問わず、3か月経過しているものは迷わずボトル交換をすること!なぜなら、3か月以上経過すると、粘菌や雑虫が湧いてしまい、幼虫を傷つけてしまうから
- 菌糸・幼虫飼育マット問わず、幼虫が3か月経たずにエサを食べきってしまったら交換すること!なぜなら、幼虫の発育が止まってしまうから
- ボトルから幼虫を掘り出す前に、移し替えるボトルに菌糸・マットを詰めて、幼虫投入口を作っておくこと!
- ボトルから幼虫を掘り出す際は、ボトルの隅にスプーンを差し込んで、ボトルを回しながら菌糸やマットを崩しながら掘り出すこと!
- ボトルから幼虫を掘り出す前に、幼虫の居場所を確認すること!なぜなら、いきなりスプーンを差し込むと、スプーンにより幼虫を傷つけてしまう可能性があるから
- 幼虫は体重を計測後、速やかに新しいボトルに投入すること!
言葉だけでは、中々伝わりずらいと思いますので、私の実体験をもとに詳細に説明していきます。
~目次~
ボトル交換時に揃えるべき用品
ボトル交換前の事前準備
菌糸ボトルの場合



菌糸ボトルの場合、幼虫のボトル交換をする2週間前には注文するようにしましょう。手元に届いたら、写真のようにひっくり返して、ボトル全体に菌がしっかりと普及するまで保管するようにしましょう。基本的に、購入した菌糸ボトルは菌の普及が十分でない場合が多いです。そのため、ボトルをひっくり返した状態にし、写真のようにボトルの壁面が均一に白くなるまで保管するようにしましょう。
ボトルに設けられた空気穴を下にする理由としては、菌が普及する過程で二酸化炭素を発生させます。二酸化炭素は空気よりも重たいため、もし、空気穴を上にしたまま保管すると、ボトル内の酸素濃度が低下し、幼虫を入れた際に酸欠状態に陥る可能性があるためです。
保管場所は、幼虫を飼育している温度に保たれた部屋で問題ございません。焦らず、じっくりと熟成させましょう。
もし、菌糸ボトルの選び方がわからない場合は、下の記事をご参照ください。
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菌糸が十分に普及したら、次は幼虫の投入口を設けます。穴の大きさは、幼虫がすっぽりと入る程度の大きさと深さで十分です。

詳しく説明すると、1令幼虫の場合は直径1cm程度・深さはボトルの半分程度で十分です。2令幼虫の場合は直径2cm程度・深さはボトルの7割程度で十分です。3令幼虫の場合は直径3cm・深さはボトルの底まで穴を開ければ十分です。
幼虫は大きくなるにつれて酸素を多く必要とするため、酸欠防止のために穴の深さを大きくすることがポイントです。
幼虫飼育マットの場合

幼虫飼育マットの場合、ボトルに幼虫飼育マットを詰めて、幼虫の投入口を設けるようにしましょう。幼虫飼育マットの詰め方について、より詳細に知りたい方は下の記事をご参照ください。
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ボトル交換タイミング


菌糸・マット問わず、3か月以上使用したものは迷わず交換するようにしましょう。なぜなら、写真のようにカビが発生したり、菌糸の伸縮が始まり、幼虫が生活できない空間になってしまうからです。マットの場合も同様に、粘菌が発生したり雑虫が発生します。
ボトルの交換方法
菌糸ボトルの場合
幼虫飼育マットの場合
まとめ
最後にこの記事をまとめます。
ボトル交換のポイント
- 菌糸・幼虫飼育マット問わず、3か月経過しているものは迷わずボトル交換をすること!なぜなら、3か月以上経過すると、粘菌や雑虫が湧いてしまい、幼虫を傷つけてしまうから
- 菌糸・幼虫飼育マット問わず、幼虫が3か月経たずにエサを食べきってしまったら交換すること!なぜなら、幼虫の発育が止まってしまうから
- ボトルから幼虫を掘り出す前に、移し替えるボトルに菌糸・マットを詰めて、幼虫投入口を作っておくこと!
- ボトルから幼虫を掘り出す際は、ボトルの隅にスプーンを差し込んで、ボトルを回しながら菌糸やマットを崩しながら掘り出すこと!
- ボトルから幼虫を掘り出す前に、幼虫の居場所を確認すること!なぜなら、いきなりスプーンを差し込むと、スプーンにより幼虫を傷つけてしまう可能性があるから
- 幼虫は速やかに新しいボトルに投入すること!
これで、あなたも幼虫のボトル交換マスターです!
そのほか、私のブログではクワガタ飼育関連の有益な情報を発信しております。気になる方は、下の記事からお好みのものを選んでください。
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