事前知識

【徹底解説】クワガタの幼虫飼育ボトルへのマットの詰め方はこれで完璧!

カブトムシ大好きくん
カブトムシ大好きくん

クワガタの幼虫飼育が初めてで、マットを詰める際の注意点がわからない!

そのような方に向けて、常時100匹以上のクワガタの幼虫を飼育している私が「幼虫飼育ボトルへのマットの詰め方」について、徹底解説いたします。

これまで私は、国産ノコギリクワガタ/ミヤマクワガタ/ホペイオオクワガタ/ギラファノコギリクワガタなどなど多種類のクワガタの飼育経験がありますので、是非安心して記事をご覧になってください。私の飼育種について知りたい方はコチラをご参照ください。

幼虫飼育ボトルへのマットの詰め方の重要なポイントは以下となります。

マットの詰め方のポイント

  • 飼育ボトルのサイズが適切か予め確認すること!
  • 幼虫飼育マットをボトルに詰める前に水分量が適切かを確認すること!
  • 水分量は手で強く握って確認しながら、慎重に調整すること!
  • 幼虫飼育ボトルがいっぱいになるまでマットを軽く入れて、ボトルの高さ8割程度になるまで手で押し込むこと!
  • 幼虫が潜り込みやすいように、ボトルの中央にくぼみを設ける事!
  • 最後に不織布をかぶせて蓋をすれば完成!

この方法はクワガタの種類問わず、どのクワガタにも適用できる方法ですので、是非最後まで記事をご覧ください。

それでは、詳しい説明に入りましょう!

飼育用品について

具体的に何が必要?

幼虫飼育ボトルにマットを詰め始める前に、必要な用品を揃えましょう。必要な用品は以下となります。

必要飼育用品

  • 幼虫飼育ボトル
  • 大きなケース
  • 幼虫飼育マット
  • 不織布
  • ゴム手袋

それぞれの使用目的を以下にまとめます。

飼育用品 目的
幼虫飼育ボトル 幼虫を個別飼育するための飼育容器として使用。
大きなケース 幼虫飼育マットに水を加えて、水分量が均一になるように混ぜ合わせるための受け皿として使用
幼虫飼育マット 幼虫のエサとして使用
幼虫飼育マットを適切な水分量に調整するために使用。
不織布 幼虫飼育ボトルへのコバエ侵入を防止するために使用。
ゴム手袋 幼虫飼育マットを取り扱う際に使用

どこで買えるの?

幼虫飼育ボトル

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幼虫飼育ボトルは、楽天市場やAmazon、クワガタ専門店で購入できます!数匹の幼虫を飼育する場合はクワガタ専門店でお買い求めいただいても構いませんが、数十匹以上の幼虫を飼育される方は通販で購入することがおすすめです。なぜなら、持ち運びが大変だからです。

購入する際は、幼虫のサイズに合ったボトルを選ぶようにしましょう。もし、ボトルのサイズ選定に悩んでいる場合は下の記事が参考になりますので、是非ご覧ください。

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大きなケース

大きなケースは100均で購入可能です!40cm×30cm程度の大きさのものを使用すれば問題ないです。

幼虫飼育マット

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幼虫飼育マットは、楽天市場やAmazon、ホームセンター、クワガタ専門店で購入できます!必ずクワガタの幼虫専用のマットを購入するようにしましょう。カブトムシ専用のものはクワガタにとっては発酵が進みすぎたものが多く、適しておりません。

購入する際は、まずは、お近くのホームセンターやクワガタ専門店に行くようにしましょう。なぜなら、通販で購入すると送料が上乗せされてしまい、高価になってしまうからです。

お近くにホームセンターやクワガタ専門店がない方は、通販で購入することを検討しましょう。安価且つ品質が安定している商品は”月夜野きのこ園”さんが製造している「きのこMat」です。

不織布

不織布は100均の園芸コーナーで購入可能です!お好きなものを購入していただければ大丈夫です。

ゴム手袋

楽天で買う(Lサイズ)

楽天で買う(Mサイズ)

楽天で買う(Sサイズ)

ゴム手袋は楽天市場、ホームセンターで購入できます。100均でも購入できますが、クワガタ飼育に適しておりませんので、おすすめしません。なぜなら、厚手で繊細な作業ができないし、脱着がしずらいからです。それらをすべて解決してくれる商品がSHOWA製の”するっとタッチ”です。性能も良く、価格も330円と安価です。この商品について気になる方は下の記事をご覧ください

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マットの詰め方

必要な用品が揃ったところで、幼虫飼育ボトルへのマットの詰め方を順を追って説明します。

step.1

✓大きなケースにマットを入れて水分を調整

まずは、袋に入っている幼虫飼育マットを大きなケースに入れて、水分を調整します。その際、マットのダマが無くなるようにしっかりと混ぜ合わせましょう。

均一に混ぜ合わせたら、マットを手で強く握ってみてください。もし、写真のように塊にならない場合は水分が不足している証です。

一方で、マットを手で強く握って水がにじみ出る場合は、水分が多すぎます。水分が多すぎるとマットの発酵が誘発され、発熱します。それに伴い、マットの劣化が早まるだけでなく、最悪の場合幼虫を傷つけてしまいます。

そのため、水分調整は慎重に行いましょう。

step.2

✓幼虫飼育ボトルがいっぱいになるまで、軽くマットを入れる

マットの水分調整が終わりましたら、幼虫飼育ボトルがいっぱいになるまで、軽くマットを詰めます。

step.3

✓ボトルの高さ8割程度になるまで手で押し固める

次に、先ほど軽く詰めたマットを手で押し込みます。この際、押し固めすぎないように注意しましょう。あまりカチカチに押し固めすぎると、幼虫が酸欠状態になる恐れがあります。

強さの目安は、ボトルの高さ8割程度に沈み込む程度です。

step.4

✓再度マットを軽く入れて、幼虫投入口を設ける

次に、再度マットを軽く入れます。この場合は、強く押し込む必要はありません。表面がなだらかになるように、ならす程度で十分です。

表面をならし終えたら、幼虫を投入するための窪みを作ります。実際に幼虫を投入する際は、写真のように、頭からそっと入れてあげます。

step.5

✓コバエ侵入を防止するために、不織布をかぶせて、蓋をすれば完成

最後に、不織布をかぶせて蓋を閉じれば完成です。

まとめ

最後に、幼虫飼育ボトルへのマットの詰め方の重要なポイントをまとめます。

まとめ

  • 飼育ボトルのサイズが適切か予め確認すること!
  • 幼虫飼育マットをボトルに詰める前に水分量が適切かを確認すること!
  • 水分量は手で強く握って確認し、慎重に調整すること!
  • 幼虫飼育ボトルがいっぱいになるまでマットを軽く入れて、ボトルの高さ8割程度になるまで手で押し込むこと!
  • 幼虫が潜り込みやすいように、ボトルの中央にくぼみを設ける事!
  • 最後に不織布をかぶせて蓋をすれば完成!

是非、参考にしていただき、クワガタ飼育の幅を広げていただけると嬉しいです!

その他、私のブログではクワガタ飼育を始める上で必要な知識を多数発信しております。気になる方は、下の記事一覧をご覧ください。

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