この記事をご覧になっている方は、これから本格的にクワガタ飼育を始めることを検討している方ではないでしょうか。そのような方々に向けて、私が日頃からクワガタ飼育にかかっている費用を赤裸々にご紹介いたします。
初めにお伝えいたしますが、クワガタ飼育費は高いです。このことが原因で、クワガタ飼育が継続できなくなってしまい、泣く泣くやめなければいけなくなってしまった.........という方は多いのが事実です。
しかし、それはクワガタ飼育のために出費し続けているから金銭的に継続できなくなってしまうだけであり、クワガタを販売することで飼育費用を0円にする方法があるとなれば、話は変わってくると思います。
この記事では、クワガタ飼育にかかる費用と併せて、クワガタの販売方法について紹介いたします。
私は常時クワガタを8種類、幼虫を100頭以上飼育しており、日々クワガタのブリード経験を積んでおりますので、安心して記事をご覧になってください。具体的な飼育種が気になる方は私のプロフィールをご覧ください。
この記事を最後まで読むと、以下の事がわかるようになります。
獲得知識
- クワガタ飼育にかかる費用
- クワガタを販売する前に知っておくべき基礎知識
- クワガタの販売方法
盛りだくさんな内容になりますが、一つずつ丁寧に説明していきましょう。
クワガタ飼育にかかる費用
購入品 | 個数 | 単価 | 金額 | 小計 | |
区分 | 名称 | ||||
生体 | ホペイオオクワガタ(ペア) | 1 | 5,000円 | 5,000円 | 36,250円 |
アンタエウスオオクワガタ(ペア) | 1 | 7,800円 | 7,800円 | ||
ギラファノコギリクワガタ(ペア) | 1 | 8,000円 | 8,000円 | ||
パラワンオオヒラタクワガタ(ペア) | 1 | 8,000円 | 8,000円 | ||
国産オオクワガタ(ペア) | 1 | 7,450円 | 7,450円 | ||
幼虫飼育用品 | ボトル | 35 | 110円 | 3,850円 | 119,570円 |
プリンカップ | 20 | 11円 | 220円 | ||
菌糸ボトル 800mL | 75 | 600円 | 45,000円 | ||
菌祖ボトル 1500mL | 75 | 800円 | 60,000円 | ||
幼虫飼育マット | 7 | 1,500円 | 10,500円 | ||
生体飼育用品 | 成虫飼育マット | 2 | 750円 | 1,500円 | 20,100円 |
昆虫ゼリー | 3 | 1,200円 | 3,600円 | ||
飼育ケース | 50 | 300円 | 15,000円 | ||
産卵用品 |
産卵木 |
3 | 800円 | 2,400円 | 8,400円 |
産卵用マット | 2 | 2,000円 | 4,000円 | ||
黒土 | 1 | 2,000円 | 2,000円 |
まずは、クワガタ飼育にかかる費用についておさえておきましょう。今回、私の2024年実績を例に、クワガタ飼育にかかる費用を見ていきます。生体を20匹、幼虫を200匹程度飼育した場合の金額になります。
クワガタ飼育費用は大きく4つに分類されます。
1つ目は、生体の購入費用です。生体を新たに購入する動機としては様々ありますが、私の場合であれば「単純にカッコいいと思った生体が欲しい」「これまで飼育したことがないクワガタを飼育してみたい」と思った時に購入します。上の表に示しているのは2024年実績ですが、3,6250円分の生体を購入しています。一般的に考えれば高い方ではないかと思います。
2つ目は、幼虫飼育用品の購入費用です。ご覧いただいてわかる通り、飼育費用が最も掛かるのは”幼虫飼育の段階”の時なんです。なんと、年間のクワガタ飼育費用の6割以上を占めているんです。特に高額なのが菌糸ボトルです。菌糸ボトルは安いものでも400円/本であり、幼虫飼育数が増加すればするほど、飼育費用はかさみます。
3つ目は、生体飼育用品の購入費用です。基本的に、私は手元に20匹程度を残し、その他のクワガタは販売に回すようにしておりますので、さほど金額は高くありません。とはいっても年間2,0100円かかります。
4つ目は、産卵用品の購入費用です。クワガタの種類によっては産卵木が必要になったり、微粒子の産卵マットが必要になったりと、特殊な用品が必要になってきます。そのため、単価としては少々お高めではありますが、合計金額としては最も少なく、8,400円となります。
結果、年間で合計18万円程度がかかります。趣味としては、かなりお金がかかりますよね...。
しかし、クワガタ飼育には魅力が豊富だからこそ、やめられないですし、一人でも多くクワガタ飼育の魅力を味わってほしいと日々考えております。
クワガタを販売する前に知っておくべきこと
クワガタ販売には資格が不要であること
クワガタ販売に資格は不要です。そのため、販売しようと思ったら誰でも販売できます。
ただし、国が販売を禁止しているクワガタがありますので、その点は注意が必要です。こちらに関しては、後程説明します。
商品の説明は正直に記載すること
最も重要なのは「商品の説明は正直に記載すること」です。
クワガタを購入する方は、以下の情報を大切にしております。
言葉だけではわかりずらいかと思いますので、一例として、クワガタを販売する際の商品説明文サンプルを以下に示します。
当たり前の話ではありますが、クワガタ販売をする前に、正確な情報を提供することを肝に銘じておきましょう。
販売禁止のクワガタを把握しておくこと!
環境省が「国内希少野生動物」「特定外来生物」に認定しているクワガタは販売できませんので、知っておきましょう。
クワガタの販売方法
どのような販売方法があるの?
クワガタの販売方法は「昆虫イベントでの販売」「ヤフオクでの販売」「SNSでの販売」「大型通販サイトでの販売」「昆虫ショップ・道の駅での販売」「自作のオンラインショップでの販売」の6つです。
それぞれの詳細なメリット・デメリットについて知りたい方は、下の参考記事をご覧ください。
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おすすめな販売方法は?
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なぜ、私がオンラインショップを開業したかというと、クワガタ飼育をするための資金繰り(キャッシュフロー)をシステマティックに回すための基盤を作りたかったからです。
様々な販売方法で収入を得ると、キャッシュフローの管理が非常に大変になるんですよね。ヤフオクならなおさら、売れるまで販売価格が決まらないので、大きな赤字になることさえあるんです。そのため、それぞれの販売形態のメリット・デメリットを比較した結果、オンラインショップを開業することが最適という判断に至っているわけです。
より詳しく、BASEでネットショップを開業すべき理由について知りたい方は下の記事をご覧ください。
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販売価格の設定方法は?
まずは、自身がその年の”クワガタ飼育費用”を把握するようにしましょう。私が使用しているキャッシュフローリスト(Excel)を使用したい方は下のリンクからダウンロードしてみてください。
クワガタ飼育費用が決まりましたら、「販売するクワガタの種類」「販売するクワガタの匹数」「販売価格」を決めます。その際、可能な限り収益がプラスになるように決めましょう。とは言ってに、販売価格をあまりにも高く設定しすぎると売れませんので、クワガタの相場を調べた上で、適正価格を設定するようにしましょう。
クワガタが必ず売れる価格設定が可能/
まとめ
それでは、最後にこの記事の内容をまとめます。
まとめ
- クワガタ飼育には多額の出費がつきもの。特に、幼虫飼育にはお金がかかる
- クワガタの販売には資格はいらない。ただし、販売禁止のクワガタもいるので注意が必要
- クワガタを販売する際は、正確な情報を提供すること
- クワガタの販売方法は「昆虫イベントでの販売」「ヤフオクでの販売」「SNSでの販売」「大型通販サイトでの販売」「昆虫ショップ・道の駅での販売」「自作のオンラインショップでの販売」の6つ
- キャッシュフローをシステマティックに管理したいなら、ネットショップ開業を検討すべき
- クワガタ販売に向けて、キャッシュフローを計算すること
- 販売価格を決める際は、相場を調査すること
これで、お金を気にすることなくクワガタ飼育に全力投球できること間違いなし!
その他、私のブログではクワガタ飼育に関するノウハウを発信しております。気になる方は下の記事もご覧ください。
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