【初心者必見】クワガタのペアリングの”方法”や”時間”について

そのような方に向けて、今年初めてミヤマクワガタ/ノコギリクワガタ/コクワガタ/国産オオクワガタ/アンタエウスオオクワガタ/ギラファノコギリクワガタのペアリングに成功し、産卵までこぎつけた経験をベースに初心者でもわかるように詳しく解説します。この記事を最後までご覧いただいた方は、以下のことが理解できるようにしてります。

以上の5点が気になる方は、以下の詳しい内容をご覧ください。それでは、解説を始めていきます。

ペアリングのリスク

　まず、ペアリングを実施する際のリスクを以下に記載します。

　まず、最もリスクが高いのが「♂が♀を挟んでしまうこと」です。まれにオオクワガタやコクワガタ等、♂の気性が穏やかな個体もいますが、ほとんどのクワガタは気性が荒いです。そのため、ペアリングの際に♂が♀を挟まないように、♂のアゴを固定してペアリングする方法がとられたりします。もう一つ、意外とリスクが高いのが♀に♂が挟まれることです。国産のクワガタで言うとミヤマクワガタの♀は気性が荒く、♂が挟まれるリスクは意外と高いです。この事象を確実に防ぐための手立てはなく、♀が♂を挟まないことを願うのみとなります。最後に、♂/♀の寿命が短くなるというリスクですが、交尾にはかなりの体力を消耗します。そのため、交尾のさせずぎには要注意です。♂が１匹に対して♀が数匹いる場合に、♂に何度も交尾をさせたりしますが、その際は♂の寿命が短くなることを覚悟しなければなりません。少しでも体力を回復させるための手段の１つとして「高たんぱくゼリーを与える」といった手段がございますので、参考にしてみてください。

　以上の３点のリスクを理解した上で、ペアリングすべきかどうかを慎重に考える必要があります

ペアリングの必要性

　ペアリングの必要性を考える上で、現在飼っているクワガタの♀が「野外採集品なのか」と「販売者の飼育品から繁殖されたものなのか」を確認する必要があります。野外採集品の場合はほとんどの♀が交尾済みの場合が多いです。そのためペアリングをせずに、産卵セットに♀を投入したら産卵するということが多くあります。事実、私も野外採集品のミヤマクワガタの♀をペアリングせずに産卵セットに入れたらしっかり産卵してくれました。よって、野外採集品の場合は一度産卵セットに♀を投入して産卵するかどうかを確認し、産卵が確認されない場合はペアリングをするといったくらいで、ペアリングの必要性は必ずしも高くありません。次に飼育品の場合は、必ずペアリングをする必要があります。その場合は、ペアリングにより発生するリスクを把握した上でペアリングをします。

ペアリングの事前準備

ペアリングを実施する前に、生体が十分に成熟しているかを確認するようにしましょう。オオクワガタ・ヒラタ系であれば後食を開始後3か月以上経過しているか、ノコギリクワガタ系であれば後食開始後1か月以上経過しているかを判断の目安としてください。

また、交尾にはかなりの体力を要しますので、ペアリングの1週間前から十分に高たんぱくゼリーを与えるようにしてください。

ペアリングの方法

ペアリングの方法は大きく２つあり、以下にまとめます。

ペアリング成功のポイント

ペアリングの方法で詳細に記載しておりますが、改めて以下にまとめます。

交尾終了の見分け方

ペアリングをする際に、良くあるのが2時間も3時間も♀の上に♂が覆いかぶさっている状況が続くことです。よくネットでは数十分で交尾が終わると記載されているので、待ってみるもののまったく終わらない場合があります。その際に、♂の生殖器が♀のお尻に刺さっているかどうかに注目してみてください。交尾が始まれば、♂の生殖器が♀のお尻に刺さり、交尾が終了すれば♂の生殖器は♀のお尻に刺さっていない状況になります。これが交尾の終了の合図で。それが確認されたら、♂と♀を別居させましょう。

まとめ

以下に、この記事のまとめを記します。

ペアリングの次のステップは産卵です！産卵セットの組み方が気になる方は以下の記事を覗いてみてください。

その他、私のブログではクワガタ飼育関連の情報を多数発信しております。気になる方は、下の記事も併せてご覧ください。