クワガタが繁殖しすぎることにより、飼育費が家計を圧迫することが怖くて、ブリードに全力投球できていない.....
そのような方に向けて、クワガタが繁殖しすぎた時の販売方法について解説いたします!
この記事を最後までご覧いただければ、クワガタが増えすぎた時の「飼育費用の圧迫」に対する恐怖が無くなり、思いっきりクワガタ飼育が楽しめるようになります。
私は常時クワガタを8種類、幼虫を100頭以上飼育しており、お金を気にすることなく、日々クワガタのブリード経験を積んでおりますので、安心して記事をご覧になってください。具体的な飼育種が気になる方は私のプロフィールをご覧ください。
結論、クワガタの販売方法は以下の6つです。
販売方法6選
- 昆虫イベントでの販売
- ヤフオクへの販売
- SNSでの販売
- 大型通販サイトでの販売
- 昆虫ショップ・道の駅での委託販売
- 自作のオンラインショップでの販売
この6つの方法を使えば、飼育費用を賄いながら、思いっきりクワガタ飼育を楽しむことができるようになります。
それでは、この6つの販売方法のメリット・デメリットについて解説していきましょう。
クワガタ飼育にかかる費用
購入品 | 個数 | 単価 | 金額 | 小計 | |
区分 | 名称 | ||||
生体 | ホペイオオクワガタ(ペア) | 1 | 5,000円 | 5,000円 | 36,250円 |
アンタエウスオオクワガタ(ペア) | 1 | 7,800円 | 7,800円 | ||
ギラファノコギリクワガタ(ペア) | 1 | 8,000円 | 8,000円 | ||
パラワンオオヒラタクワガタ(ペア) | 1 | 8,000円 | 8,000円 | ||
国産オオクワガタ(ペア) | 1 | 7,450円 | 7,450円 | ||
幼虫飼育用品 | ボトル | 35 | 110円 | 3,850円 | 119,570円 |
プリンカップ | 20 | 11円 | 220円 | ||
菌糸ボトル 800mL | 75 | 600円 | 45,000円 | ||
菌祖ボトル 1500mL | 75 | 800円 | 60,000円 | ||
幼虫飼育マット | 7 | 1,500円 | 10,500円 | ||
生体飼育用品 | 成虫飼育マット | 2 | 750円 | 1,500円 | 20,100円 |
昆虫ゼリー | 3 | 1,200円 | 3,600円 | ||
飼育ケース | 50 | 300円 | 15,000円 | ||
産卵用品 |
産卵木 |
3 | 800円 | 2,400円 | 8,400円 |
産卵用マット | 2 | 2,000円 | 4,000円 | ||
黒土 | 1 | 2,000円 | 2,000円 |
まずは、クワガタ飼育にかかる費用についておさえておきましょう。
例として、私の場合の飼育費についてみていきます。私は8種類の生体と幼虫を200匹程度を飼育しております。
その場合の費用の内訳は上の表のようになります。
ここで、覚えておいてほしいことは、飼育費用が最も掛かるのは”幼虫飼育の段階”の時であることです。
幼虫飼育費は全体の65%を占めており、金額としては119,570円と決して安くありません。
特に、菌糸ボトルの購入費が最も高いんですよね。クワガタ飼育をしている誰しもが最も頭を悩ませているところだと思います。
そのため、ブリーダーは菌糸ボトルを自作したり、安価な幼虫飼育マットにしたりと、あの手この手で飼育費を削減しようと頑張っているんです。
しかし、それでも飼育費用は2割減になるくらいであり、飼育費を完全に賄うためには、自身がブリードしないクワガタを販売するしかありません。
クワガタを販売する前に知っておくべきこと
クワガタ販売には資格が不要であること
クワガタ販売に資格は不要です。そのため、販売しようと思ったら誰でも販売できます。
ただし、国が販売を禁止しているクワガタがありますので、その点は注意が必要です。こちらに関しては、後程説明します。
商品説明は真実を記載すること!
最も重要なのは「商品の説明は正直に記載すること」です。
クワガタを購入する方は、以下の情報を大切にしております。
言葉だけではわかりずらいかと思いますので、一例として、クワガタを販売する際の商品説明文サンプルを以下に示します。
当たり前の話ではありますが、クワガタ販売をする前に、正確な情報を提供することを肝に銘じておきましょう。
販売禁止のクワガタを把握しておくこと!
環境省が「国内希少野生動物」「特定外来生物」に認定しているクワガタは販売できませんので、知っておきましょう。
クワガタの販売方法6選
昆虫イベントでの販売
1つ目は”昆虫イベントでの販売”です。昆虫イベントへの出店は誰でも申し込めば可能です。例えば、有名なイベントで言えばGeeks主催のBeetle Maniacsです。
イベント販売は、人とのコミュニケーションを楽しみながら対面でクワガタ販売ができる以外にも、ブリード仲間との情報交換の場としても活用できるのが大きなメリットです。
一方で、デメリットとして、出店料金が高価であったり、商品を自ら発送・持ち込みする必要があります。また、コロナ等の予期せぬ感染症の流行により、長期休止する恐れもあります。
ヤフオクでの販売
2つ目は”ヤフオクでの販売”です。ヤフオクへの出品には、Yahooのアカウントを作成すれば、だれでも可能です。なんといっても、ヤフオクは国内最大級のオークションサイトであるため、利用者数は5,000万人以上と言われているため、自身が出品したクワガタが人の目につきやすく、落札される確率が高いのが大きなメリットです。
一方で、デメリットとしては、システム利用料が販売価格の10%と高価であったり、商品を発送したにも関わらず入金されない等のトラブルもあるのが事実です。
SNSでの販売
3つ目は”SNSへの出品”です。例えばXで販売したいクワガタの種類・販売価格・サイズ等の情報を流して購入希望者を探します。購入希望者が見つかった後は、ダイレクトメッセージで連絡を取り合い、入金方法・クワガタの受け取り方法・受取日時を決定します。メリットとしては、ヤフオクのように無駄な手数料が一切ひかれないため、販売価格そのものが利益になるところです。
一方で、デメリットとしては、購入希望者といちいち連絡を取り合わないといけないため煩雑であることに加え、金銭トラブル等になったとしても責任をすべて自身が追わなければいけないため、非常にリスクが高いです。
大型通販サイトでの販売
4つ目は”大型通販サイトでの販売”です。大型通販サイトは、ユーザー数が圧倒的に多く、出店すれば無数の人があなたの商品を閲覧するため、商品が購入される確率は非常に高いです。
一方で、出店料が2,5000円/月と高額であったり、販売価格に対して3%以上のシステム利用料がかかってきます。そのため、多数の商品を販売する予定の人に向いています。
昆虫ショップ・道の駅での委託販売
5つ目は”昆虫ショップ・道の駅での委託販売”です。道の駅でクワガタが販売されているところを見かけた方も多いかと思います。あれは、道の駅に委託販売の申し込みをして、許可を得た者が商品を陳列しているんです。
出品するために、特別な費用は発生しませんが、商品の委託販売料として商品の20%から25%程度の金額が差し引かれるシステムになっております。
委託販売ができるのは、道の駅に限らず、昆虫ショップでも可能な場合があります。そのため、お近くの昆虫ショップに確認してみましょう。
委託販売のメリットは、商品を宣伝しなくても、多くの方の目につきやすいため、素人でも商品が売れやすいです。また、郵送作業が必要ないため、手軽です。
一方で、委託販売料が高価であるため、利益率は少々低めです。
【超おすすめ】自作のオンラインショップで販売
6つ目は”自作のオンラインショップで販売”です。私が最もおすすめしているクワガタの販売方法です。
これまでは、オンラインショップを自作するためには「サーバーの契約」「ドメインの取得」「プログラミングによるサイト設計」「クレジット/オンライン決済システムの導入」などなど、かなりの手間がかかっておりましたが、近年はオンラインショップを非常に簡単に開設できるサービスが普及しております。そのため、オンラインショップ開業数も爆発的に増加しております。
なんと、有名なクワガタ・カブトムシ関係のyoutuberもオンラインショップを活用して、クワガタやグッズの販売をしておりますし、私もオンラインショップを活用しております。私のオンラインショップはコチラです。
チャンネル登録者数1万人以上のyoutuber/
チャンネル登録者数2万人以上のyoutuber/
自作オンラインショップであれば、第三者として、オンラインショップサービスの提供事業者が商品の売買の仲介役を担ってくれるため、SNSやヤフオクのように、個人間での金銭トラブルが無くなります。これをエスクローサービスと言います。もし、詳細が気になる方は下のボタンをクリックして、参考記事をご覧ください。
また、昆虫イベントや大型通販サイトに出店する時のように高額な金額を支払わなくても良いのが特徴です。
一方で、デメリットとしては、自身の商品を買ってもらうために、集客をする必要があります。そのため、販売後にSNS・ブログを活用して宣伝をする必要があります。
ただし、集客面でのデメリットはBASEオンラインショップを活用すれば、解決します。
BASEでオンラインショップを開設すべき理由について、知りたい方は下のボタンをクリックして、参考記事をご覧ください。
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販売価格の設定方法
まずは、自身がその年の”クワガタ飼育費用”を把握するようにしましょう。私が使用しているキャッシュフローリスト(Excel)を使用したい方は下のリンクからダウンロードしてみてください。
クワガタ飼育費用が決まりましたら、「販売するクワガタの種類」「販売するクワガタの匹数」「販売価格」を決めます。その際、可能な限り収益がプラスになるように決めましょう。とは言ってに、販売価格をあまりにも高く設定しすぎると売れませんので、クワガタの相場を調べた上で、適正価格を設定するようにしましょう。
クワガタが必ず売れる価格設定が可能/
まとめ
販売方法 | 昆虫イベント | ヤフオク | SNS | 大型通販サイト | 委託販売 | 自作オンラインショップ |
メリット | ・対面販売可能 ・ブリード情報交換可能 |
・集客が容易 | ・利益率が高い(販売価格=利益) | ・集客が容易 | ・集客が容易 | ・金銭トラブルの可能性無 ・利益率が高い(月額無料、販売価格の7%以下) |
デメリット | ・出店料が高価(1万円/回) ・出店準備が大変 |
・利用料が高価(販売価格の10%)) ・金銭トラブルの可能性大 |
・金銭トラブルの可能性大 | ・出店料が高価(2,5000円/月) | ・利益率が低い(商品価格の20%が差し引かれる) | ・集客が必要 |
最後に、それぞれの販売方法別のメリット・デメリットをまとめます。
それぞれ一長一短ありますが、あなたに合った販売方法を見つけてみてください。
私は、断然「自作オンラインショップ」です。その理由が気になる方は、下の記事をご覧ください。
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