事前知識

【徹底解説】クワガタの幼虫のボトル交換はこれで完璧!必要な飼育用品、具体的な交換方法やタイミングとは?

カブトムシ大好きくん
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クワガタ飼育が初めてで、そもそも幼虫のボトル交換方法がわからない...

クワガタ飼育経験はあるが、交換タイミングに毎回悩んでいる...

カブトムシ大好きくん
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そのような方に向けて、多種多様なクワガタを飼育した経験のある私が、クワガタの幼虫のボトル交換方法について解説します。

私は常時クワガタを14種類、幼虫を100頭以上飼育しており、日々クワガタのブリード経験を積んでおりますので、安心して記事をご覧になってください。具体的な飼育種が気になる方は私のプロフィールをご覧ください。

結論、クワガタの幼虫のボトル交換は以下の事に気を付ければ完璧です!

ボトル交換のポイント

  • 菌糸・幼虫飼育マット問わず、3か月経過しているものは迷わずボトル交換をすること!なぜなら、3か月以上経過すると、粘菌や雑虫が湧いてしまい、幼虫を傷つけてしまうから
  • 菌糸・幼虫飼育マット問わず、幼虫が3か月経たずにエサを食べきってしまったら交換すること!なぜなら、幼虫の発育が止まってしまうから
  • ボトルから幼虫を掘り出す前に、移し替えるボトルに菌糸・マットを詰めて、幼虫投入口を作っておくこと!
  • ボトルから幼虫を掘り出す際は、ボトルの隅にスプーンを差し込んで、ボトルを回しながら菌糸やマットを崩しながら掘り出すこと!
  • ボトルから幼虫を掘り出す前に、幼虫の居場所を確認すること!なぜなら、いきなりスプーンを差し込むと、スプーンにより幼虫を傷つけてしまう可能性があるから
  • 幼虫は体重を計測後、速やかに新しいボトルに投入すること!

言葉だけでは、中々伝わりずらいと思いますので、私の実体験をもとに詳細に説明していきます。

ボトル交換時に揃えるべき用品

リンゴの芯抜き

リンゴの芯抜きは、菌糸ボトルに幼虫の投入口を設ける際に使用します。そのため、菌糸ボトルの交換を実施する方には必須アイテムです。クワガタ専用の用品もありますが、1,000円と高価であるため、この商品で代用することをおすすめします。

スプーン

スプーンは幼虫の掘り出しの際に使用します。スプーンは100均でも販売されておりますが、あまりおすすめしません。なぜなら、強度が足りないからです。

特に、菌糸ボトルからクワガタを掘り出す際に強度が足りず、折れてしまいます。結局飼い直す羽目になるため、始めからクワガタ専用のものを購入するようにしましょう

ゴム手袋

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ゴム手袋は2令幼虫以上の幼虫を取り扱う際に使用します。ゴム手袋は楽天市場、ホームセンターで購入できます。100均でも購入できますが、クワガタ飼育に適しておりませんので、おすすめしません。なぜなら、厚手で繊細な作業ができないし、脱着がしずらいからです。それらをすべて解決してくれる商品がSHOWA製の”するっとタッチ”です。性能も良く、価格も330円と安価です。この商品について気になる方は下の記事をご覧ください

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菌糸ボトル

オオヒラタ系のクワガタ(スマトラ、パラワン)を飼育しているものであればだれもが使用していると言っても過言ではない超有名な菌糸ボトル。オオヒラタ系以外にも、オオクワガタ系~ノコギリ系まで幅広く使用できる菌糸であり、非常におすすめです。

何よりも、大型個体を多数羽化させている実績があり、品質も非常に安定している菌糸ボトルです。迷った時は、DDAの菌糸ボトルを選んでおけば間違いないです。

幼虫飼育マット入りボトル

幼虫飼育マットで幼虫を飼育する方は、幼虫飼育マット入りボトルを準備しましょう。幼虫飼育マットの詰め方について、より詳細に知りたい方は下の記事をご参照ください

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ボトル交換前の事前準備

菌糸ボトルの場合

菌糸ボトルの場合、幼虫のボトル交換をする2週間前には注文するようにしましょう手元に届いたら、写真のようにひっくり返して、ボトル全体に菌がしっかりと普及するまで保管するようにしましょう。基本的に、購入した菌糸ボトルは菌の普及が十分でない場合が多いです。そのため、ボトルをひっくり返した状態にし、写真のようにボトルの壁面が均一に白くなるまで保管するようにしましょう。

ボトルに設けられた空気穴を下にする理由としては、菌が普及する過程で二酸化炭素を発生させます。二酸化炭素は空気よりも重たいため、もし、空気穴を上にしたまま保管すると、ボトル内の酸素濃度が低下し、幼虫を入れた際に酸欠状態に陥る可能性があるためです。

保管場所は、幼虫を飼育している温度に保たれた部屋で問題ございません。焦らず、じっくりと熟成させましょう。

もし、菌糸ボトルの選び方がわからない場合は、下の記事をご参照ください。

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菌糸が十分に普及したら、次は幼虫の投入口を設けます。穴の大きさは、幼虫がすっぽりと入る程度の大きさと深さで十分です。

詳しく説明すると、1令幼虫の場合は直径1cm程度・深さはボトルの半分程度で十分です。2令幼虫の場合は直径2cm程度・深さはボトルの7割程度で十分です。3令幼虫の場合は直径3cm・深さはボトルの底まで穴を開ければ十分です

幼虫は大きくなるにつれて酸素を多く必要とするため、酸欠防止のために穴の深さを大きくすることがポイントです。

幼虫飼育マットの場合

幼虫飼育マットの場合、ボトルに幼虫飼育マットを詰めて、幼虫の投入口を設けるようにしましょう。幼虫飼育マットの詰め方について、より詳細に知りたい方は下の記事をご参照ください

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ボトル交換タイミング

菌糸・マット問わず、3か月以上使用したものは迷わず交換するようにしましょう。なぜなら、写真のようにカビが発生したり、菌糸の伸縮が始まり、幼虫が生活できない空間になってしまうからです。マットの場合も同様に、粘菌が発生したり雑虫が発生します。

ボトルの交換方法

菌糸ボトルの場合

step.1

✓幼虫がいる場所を予め確認

幼虫の掘り出しを始める前に、幼虫がいる場所を予め確認するようにしましょう。確認せずに掘り出しをすると、スプーンで幼虫を気づつけてしまう恐れがありますので、必ず確認するようにしましょう。

step.2

✓ボトルの隅にスプーンを差し込んで、ボトルを回しながら崩していく

幼虫の居場所を確認したら、掘り出しをしていきます。掘り出す際は、幼虫の生活空間を押しつぶさないように、ボトルの隅にスプーンを入れて、ボトルを回転させながらマットを崩すように掘り出ししていきます。

step.3

✓ボトルから取り出した幼虫を手でそっと持ち上げて、ボトルに投入

幼虫が掘り出せたら、幼虫をそっと手で持ち上げて、頭から投入口に入れます。幼虫を触る際は、必ずゴム手袋を使用するようにしましょう。なぜなら幼虫はデリケートな生物であり、雑虫や雑菌に弱いためです。

また、可能な限り速やかに新しいボトルに投入してあげてください。なぜなら、幼虫は環境の変化に弱い生物だからです。

幼虫飼育マットの場合

step.1

✓幼虫がいる場所を予め確認

幼虫の掘り出しを始める前に、幼虫がいる場所を予め確認するようにしましょう。確認せずに掘り出しをすると、スプーンで幼虫を気づつけてしまう恐れがありますので、必ず確認するようにしましょう。

step.2

✓ボトルの隅にスプーンを差し込んで、ボトルを回しながら崩していく

幼虫の居場所を確認したら、掘り出しをしていきます。掘り出す際は、幼虫の生活空間を押しつぶさないように、ボトルの隅にスプーンを入れて、ボトルを回転させながらマットを崩すように掘り出ししていきます。

step.3

✓ボトルから取り出した幼虫を手でそっと持ち上げて、ボトルに投入

幼虫が掘り出せたら、幼虫をそっと手で持ち上げて、頭から投入口に入れます。幼虫を触る際は、必ずゴム手袋を使用するようにしましょう。なぜなら幼虫はデリケートな生物であり、雑虫や雑菌に弱いためです。

また、可能な限り速やかに新しいボトルに投入してあげてください。なぜなら、幼虫は環境の変化に弱い生物だからです。

まとめ

最後にこの記事をまとめます。

ボトル交換のポイント

  • 菌糸・幼虫飼育マット問わず、3か月経過しているものは迷わずボトル交換をすること!なぜなら、3か月以上経過すると、粘菌や雑虫が湧いてしまい、幼虫を傷つけてしまうから
  • 菌糸・幼虫飼育マット問わず、幼虫が3か月経たずにエサを食べきってしまったら交換すること!なぜなら、幼虫の発育が止まってしまうから
  • ボトルから幼虫を掘り出す前に、移し替えるボトルに菌糸・マットを詰めて、幼虫投入口を作っておくこと!
  • ボトルから幼虫を掘り出す際は、ボトルの隅にスプーンを差し込んで、ボトルを回しながら菌糸やマットを崩しながら掘り出すこと!
  • ボトルから幼虫を掘り出す前に、幼虫の居場所を確認すること!なぜなら、いきなりスプーンを差し込むと、スプーンにより幼虫を傷つけてしまう可能性があるから
  • 幼虫は速やかに新しいボトルに投入すること!

これで、あなたも幼虫のボトル交換マスターです!

そのほか、私のブログではクワガタ飼育関連の有益な情報を発信しております。気になる方は、下の記事からお好みのものを選んでください。

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