【厳選】クワガタ飼育におすすめな昆虫ゼリー２選！現役ブリーダーが選び方も徹底解説！

• 糖分（グルコース、トレハロース等）
• タンパク質
• 発酵産物（エタノール、グリセリン、酢酸など）

✓タンパク質を含んでいるかどうか！

昆虫ゼリーには、タンパク質を含んでいるものとそうでないものがあります。

表に示すようにタンパク質を含んでいるものの方が、圧倒的に種類が豊富な印象を受けます。その理由は、樹液にはタンパク質が含まれている通り、クワガタにとっては欠かせない栄養素だからです。

また、タンパク質の有無は昆虫ゼリーの「液だれのしやすさ」に大きく影響します。液だれとは、昆虫ゼリーの水分が飼育マットに垂れることを言います。タンパク質を含んだゼリーは固いため、液だれがしずらいのが特徴です。

飼育マットの劣化の最も大きな原因は、昆虫ゼリーの液だれです。つまり、飼育マットを長持ちさせる観点からもタンパク質を含んでいる昆虫ゼリーがおすすめです。

✓ゼリーの口が大きいものか、小さいものか！

昆虫ゼリーには口が大きいものと小さいものがあります。飼育している生体の「大きさ」や「性別」によって、ゼリーの口のサイズを選びます。大型個体や♂の場合は、口が大きいものを選ぶことをお勧めします。なぜなら、大型個体♂の場合は、ゼリーの底まで口が入らずにゼリーの食べ残しが発生して、ゼリーがもったいないだけでなく、ゼリーが腐敗してコバエが発生するためです。

一方で、小型個体や♀の場合は口が小さいものをお勧めします。なぜなら、小型個体や♀であれば、ゼリーの底まで口が入り、ゼリーの食べ残しが発生しないからです。自身の飼育個体の特徴に応じて、サイズは選ぶようにしましょう。

✓合成含有量を含んでいるかどうか！

昆虫ゼリーには合成保存料等が含まれているものと、そうでないものがあります。合成含有量が含まれているものをエサとして与えることによる生体の健康への影響は良くわかりませんが、合成含有量を含んだものは感覚としてエサの食いつきがあまり良くないように感じます。

実際に、合成含有量を含んだものとそうでないものを同じ個体に与えたことがありますが、圧倒的に合成含有量を含んでいないものの方がエサの食いつきがよかったです。

✓タンパク質を含んだものを選ぶこと！

樹液にもタンパク質が含まれている通り、クワガタには必須な栄養素になります。特に、交尾や産卵を控えた生体には特に重要な栄養素になります。私は、必ずタンパク質を含んだゼリーを選ぶようにしています。

また、液だれによる飼育マットの劣化を防止する観点からも、タンパク質を含んだものを選ぶようにしましょう。なぜなら、タンパク質が含まれているゼリーは固さがあり、崩れにくいからです。

✓ゼリーの口のサイズは”5cm以上の♂”の場合は広口、”5cmより小さい♂”と"♀"の場合は小口を選ぶこと！

経験からすると、5cm以上の♂は小口タイプのゼリーの食べ残しが発生しやすいように感じます。そのため、目安として5cm以上の♂は広口タイプのゼリーを選ぶことをお勧めします。

しかし、小口タイプも半分に切れば、大型な♂にも与えることができます。ゼリーを簡単に半分にする「ゼリースプリッター」という商品について紹介している記事がありますので、下の記事をご覧ください。

✓合成含有量を含んでいないものを選ぶこと！

基本的には、合成含有量を含まないものを選ぶことをおすすめします。当たり前の話ですが、樹液に合成含有量は含まれていません。合成含有量の影響かどうか定かではございませんが、合成含有量を含んでいるもののゼリーは食いつきがあまり良くないです。

✓タンパク質を含んだものを選ぶこと！

✓ゼリーの口のサイズは”5cm以上の♂”は広口、”5cmより小さい♂”と"♀"は小口を選ぶこと！

✓合成含有量を含んでいないものを選ぶこと！