ノウハウ

【必見】ダイソー飼育ケースの有用性の検証

カブトムシ大好きくん
カブトムシ大好きくん

ダイソーの昆虫飼育ケースには様々な種類があり、それぞれの使い勝手が気になる!

そのような方のために、今年ダイソーの飼育ケースを2種類(ワイド式、スライダー式)購入して、クワガタ/カブトムシ生体の飼育しやすさを検証しました!その結果...

記事のポイント

  • 「蓋の開けやすさ」「生体の脱走のしづらさ」の観点からクワガタ/カブトムシ飼育にはワイド飼育ケースがおすすめ!
  • ただし、飼育マットの乾燥は避けられないので、こまめな霧吹きが必要!
  • こまめな霧吹きが邪魔くさい人は「商品名:クリアスライダー」を購入!

今回の記事はクワガタ/カブトムシ飼育に特化した話になっておりますので、予めご了承ください。それでは、詳しく説明していきましょう。

ダイソー飼育ケースの紹介(特徴)

ダイソーには多種多様な飼育ケースがございますが、大きく2種類の飼育ケースがあります。それぞれの特徴を以下のようにまとめました。

商品名:飼育ケース(スライド式)
価格:大 500円(税込み550円)、中 300円(税込み330円)
特徴:飼育ケースの二がスライド式になっており、左右にスライドさせることで、ケースの蓋を取り外すことができる。しかし、スライドさせる際の滑らかさはイマイチで結構固い。サイズは中~大まであり、クワガタ/カブトムシの飼育サイズに合わせてサイズ選択できる。空気穴は大きく、飼育マットの表面が乾燥するため、一日に一回の霧吹きは必須

商品名:ワイド飼育ケース
価格:大 500円(税込み550円)、中 300円(税込み330円)、小 100円(税込み110円)
特徴飼育ケースを容易に持ち運べるように取っ手がついている。蓋は”黒”と”透明”の2種類があり、用途に応じて色を選択可能。蓋は左右から蓋のふちを持ち上げるような形で引くことで容易に取り外すことができる。サイズも小~大まであり、サイズのラインナップも豊富。空気穴は大きく、飼育マットの表面が乾燥するため、一日に一回の霧吹きは必須

特に、飼育ケース(スライド式)の開けずらさは個人的に非常に気になります。

有用性の検証条件(場面の設定)

クワガタ/カブトムシ飼育において、飼育ケースが必要となるのは、生体を飼育する時に限ります。そこで、今回ダイソーの飼育ケースの有用性を整理する上で、以下の使用場面を想定します。

<使用場面その1>

  • クワガタ/カブトムシの産卵セットを管理する場面

<使用場面その2>

  • クワガタ/カブトムシの♂♀ペアで飼育する場面

<使用場面その3>

  • クワガタ/カブトムシの♂もしくは♀を単独飼育する場面

それでは、使用場面ごとのダイソー飼育ケースの有用性を検証していきましょう。

使用場面ごとの飼育ケースの有用性

使用場面その1~その3を考えた時、飼育ケースに必要とされる機能は以下となります。

機能/理由

  • 機能)飼育ケース内の湿度が保たれること!
    理由)クワガタ/カブトムシの生体を飼育する時や産卵セットを管理する時は、飼育マットに適度な水分がある状態を維持することが大事になります。特に、産卵セット内に卵があるときは大事であり、卵の孵化率に大きく影響します。
  • 機能)生体が脱走しずらいこと!
    理由)クワガタ/カブトムシの生体が、家で脱走したらとんでもないことになります。特に、外国産のクワガタ/カブトムシを飼育される方は要注意ですね。野外に逃げてしまったら生態系を崩す可能性も出てきます。特に、産卵セットは、ケースの底からおよそ8割程度の高さまでマットを詰めるので、生体が蓋に最も近いている状況となります。このような場面においても、脱走しづらい飼育ケースを選ぶことが重要になります。
  • 機能)外からケース内が見やすいこと!
    理由)クワガタ/カブトムシの飼育で醍醐味なのは、生体の外見を楽しむことですよね!よって、外から生体を確認しやすいような飼育ケースを選ぶことが重要となります。

上記視点で、有用性を評価した結果を以下の表にまとめます。

飼育ケース
飼育ケース(スライド式)

ワイド飼育ケース
湿度の保有性 × ×
生体の脱走しづらさ
ケース内の確認しやすさ
総合判定

以下に、上表のように判定した理由について、記します。

判定理由その1:湿度保有性が×な理由

水分が十分なマットは、図1のように、濃い茶色をしています。一方、水分が不十分な乾いたマットは図2のように、薄い茶色をしています。実際に飼育してわかったことは、「飼育ケース(スライド式)」「ワイド飼育ケース」いずれにおいても、1日後には表面が図2のようにカラっからに乾いてしまうということです。

判定理由その2:飼育ケース(スライド式)の生体の脱走しづらさ△な理由

飼育ケース(スライド式)は蓋が2分割になっております。そのため、左写真のように少し隙間がある状況になります。そのため、クワガタ/カブトムシの♂のアゴやツノを隙間に差し込んで力を加えれば、蓋が開く危険性があります。そのため△と判定しております。一方で、ワイド飼育ケースはそのような隙間はないため、〇との判定をしております。

結論、使用場面その1~その3を考えた時、ワイド飼育ケースを活用することが友好的であるが、図2のようにマットが乾かないように、高頻度な霧吹きが必要となります。霧吹きが手間な方には、以下の商品クリアスライダーをお勧めします。霧吹きをしなくても、マットが乾かないおすすめの飼育ケースです。私も愛用しております。

おすすめ商品

商品名:クリアスライダー
特徴:飼育ケースの蓋がスライド式になっており、左右にスライドさせることで、ケースの蓋を取り外すことができる。蓋は左右に滑らかにスライドし、容易に蓋を取り外しできる。サイズも中~大まであり、クワガタ/カブトムシの飼育サイズに合わせてサイズ選択できる。空気穴は非常に小さく、飼育ケース内の湿度が一定に保たれることから、霧吹きをする必要なし

もし、クリアスライダーに関してもっと詳細に知りたい方は、以下のリンクをご参照ください!

【必見】クワガタ飼育におすすめ過ぎる飼育ケース!クリアスライダー!その理由

2024/10/23  

 そのような悩みを抱えている方に、様々な飼育ケースを試した私が、絶対に購入すべき飼育ケースである”クリアスライダー”をご紹介します。その理由は以下の通りです。 クリアスライダー おすすめの理由 仕切り ...

まとめ

以下の、記事のポイントをまとめます。

記事のまとめ

  • 「蓋の開けやすさ」「生体の脱走のしづらさ」の観点からクワガタ/カブトムシ飼育にはワイド飼育ケースがおすすめ!
  • ただし、飼育マットの乾燥は避けられないので、こまめな霧吹きが必要!
  • こまめな霧吹きが邪魔くさい人は「商品名:クリアスライダー」を購入!

正しく、商品の欠点を把握して、クワガタ/カブトムシ飼育を楽しんでいきましょう!

その他、私のブログではクワガタ飼育関連の様々な情報を発信しております。気になる方は、下の記事をご覧ください。

【厳選】クワガタ飼育の温度管理におすすめなツール3選!知らなきゃ絶対に後悔します

2024/12/22

そのような方に向けて、クワガタの温度管理におすすめなツールを6つ紹介いたします。 私は常時クワガタを8種類、幼虫を100頭以上飼育しており、日々クワガタのブリード経験を積んでおりますので、安心して記事 ...

【厳選】クワガタ飼育に超おすすめなワインセラー8選!ブリーダーが選び方まで徹底解説!

2024/12/22

 そのような悩みを抱えている方に、今年我が家に初めてワインセラーを導入して後悔した経験を踏まえて、皆様に絶対にワインセラーを購入する前に「知っておくべき知識」や「選ぶべきワインセラーの種類」を示した上 ...

【厳選】クワガタ飼育におすすめなマット9選!ブリーダーが徹底解説します

2024/12/21

クワガタ飼育をする上で欠かせないアイテムが「産卵用マット」「成虫飼育マット」「幼虫飼育マット」などのマット類です。 たかがマットですが、選び方を間違えれば「思うような産卵数が確保できなかったり」「幼虫 ...

【必見】クワガタ飼育におすすめなゴム手袋はこれ!圧倒的な作業性とコスパ最強商品を見逃すな!

2024/12/2

 クワガタ飼育をする上で、欠かせないアイテムはゴム手袋ですよね?たかがゴム手袋ですが、選び方を間違えれば、せっかく買ったゴム手袋が全く使い物にならず、結局新しいものを購入する羽目になります。私がその一 ...

【必見】クワガタの成虫飼育におすすめなマットはハスクチップで決まり!その理由とは?

2024/10/24

 クワガタ飼育初心者であれば、必ずと言っていいほど、クワガタ成虫飼育マット選びで悩みますよね?その理由としては、多種類の成虫飼育マットが販売されており、何がどのように違うのかもパッとみてわからないし、 ...

-ノウハウ