おすすめのワインセラーをたくさん調べた結果、結局何を買うべきか悩んでいる...
ワインセラーには2種類あるみたいだけど、ペルチェ式とコンプレッサー式どちらを買えばいいの?
そのような悩みを抱えている方に、今年我が家に初めてワインセラーを導入して後悔した経験を踏まえて、皆様に絶対にワインセラーを購入する前に「知っておくべき知識」や「選ぶべきワインセラーの種類」を示した上で、今の私ならこれを買う!といった商品を紹介いたします。
この商品をおすすめする理由は以下の通りです。
理由
- 飼育温度が保ちやすく、ランニングコストが安価な”コンプレッサー式”だから
- 大容量で様々な飼育容器が収納できるだけでなく、スリムなボディで設置スペースも取らないから
- 大容量且つ冬場の温度管理に悩まない”保温機能”が搭載されており、超高機能だから!
ワインセラーをクワガタ飼育に取り入れることで、飼育できるクワガタの幅が広がりますし、低温飼育することで大型個体を狙える確率も高まります!
しかし、選び方を間違えれば、「温度管理を思うようにできない」「ランニングコストの増加」「ワインセラーの中に入れたいものが全然入らない...」なんてことが発生して、残念な結果になります。それでは、一つ一つ丁寧に説明していきましょう。
私は常時クワガタを8種類、幼虫を100頭以上飼育しており、日々クワガタのブリード経験を積んでおりますので、安心して記事をご覧になってください。具体的な飼育種が気になる方は私のプロフィールをご覧ください。
ワインセラーについて
ワインセラーの種類と特徴
まず、ワインセラーの種類について説明します。ワインセラーは大きく「コンプレッサー式」と「ペルチェ式」の2種類があります。
それぞれ、冷却方式が異なります。コンプレッサー式は簡単に言うと、冷媒(気体)が圧縮⇒膨張をする過程でワインセラー内の空気から熱を奪う方式のことを言います。この方式は冷蔵庫を冷やすのと同じ方式になります。
一方で、ペルチェ式はペルチェ素子(電気素子)に電流を流し、素子の片側から熱を吸収し、もう片方から熱を放出するというペルチェ効果を用いて冷却する方式になります。
つまり、「冷媒を媒体としてワインセラー内の空気を冷却するか」「電気素子を用いてワインセラー内の空気を冷却するか」の違いになります。
それでは、それぞれの冷却方式の違いにより、どのような特徴があるかを見ていきます。
冷却方式 | コンプレッサー式 | ペルチェ式 |
価格 | 高価 | 安価 |
静音性 | 悪 | 良 |
冷却能力 | 良 | 悪 |
消費電力 | 安価 | 高価 |
それでは、それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
以上がワインセラーの基礎知識になります。これらを踏まえて、次にあなたがクワガタ飼育をするために結局、コンプレッサー式とペルチェ式どちらを選ぶべきかを詳しく説明します。
クワガタ飼育に最適なワインセラーはコンプレッサー式とペルチェ式、どちらを選ぶべき?
ここでは、私がペルチェ式のワインセラーを選んで少し後悔した点を踏まえながら、皆様が選ぶべきワインセラーは”コンプレッサー式”である理由について説明していきます。まずは、私が現在使用しているワインセラーのスペックをお示しし、具体的にどのような後悔をしたのかを説明します。
価格帯 | 1,5000円程度 |
種類 | 電子冷却式ワインセラー |
冷却方式 | ペルチェ式 |
有効容積 | 40L |
ワイン最大収納本数 | 12本 |
電源 | 100V(50/60Hz) |
消費電力 | 70W |
外形寸法 | W280×D567×H665(mm) |
本体重量 | 14.2kg |
温度設定可能範囲 | 4℃~22℃ ※ただし周囲温度によっては、設定可能範囲が変動するため、周囲温度が25℃以下の環境で使用すること |
それでは上記商品を購入して、具体的にどのような後悔をしたのかを以下に記します。
以上をまとめると、つまり、「外気温を気にすることなく飼育温度が保ちやすいこと」と「ランニングコストが安価であること」からコンプレッサー式が圧倒的にクワガタ飼育に向いていることになります。
クワガタ飼育をするのであれば、コンプレッサー式を購入することをおすすめしますが、どうしてもペルチェ式を購入したい方は、少なくともワインセラーを設置する部屋の温度と設定温度の関係性を事前に十分に調査し、昼夜に設定温度を小まめに調節するようにしてください。
コンプレッサー式には保温機能も付いたワインセラーもある!
クワガタ飼育者であれば、誰しもが悩むのが”冬場の温度管理”です。
一般的なワインセラーは、冷却する機能のみが備わっているものが大半であるため、夏場の低温管理には優れている一方で、冬場は冷やしすぎてしまって使い物にならない........なんてことがありました。
冬場の低温管理は非常に難しく、わざわざエアコンで室温を22℃以上にした部屋にワインセラーを設置して、ワインセラー内の温度を調整するという本末転倒な管理をせざるを得ませんでした。
しかし、2024年5月になんと、保温機能が搭載されたワインセラーが登場しました!
これを使えば、冬場でもワインセラー内の温度が一定に保つことができ、買わない理由がないです。
その他、ワインセラーを選ぶ際の注意点
クワガタ飼育にはコンプレッサー式が向いていることが分かったところで、次にワインセラーを選ぶ際にもう2点おさえておくべき留意点がありますので、説明します。
サイズ選定が大事!
以上のことから、以下の点に注視して皆様はワインセラーを選ぶようにしましょう!
注視すべき点
✓自身がワインセラーで飼育したい容器のサイズを鑑みて、最適な庫内寸法のものを選ぶこと!
温度設定可能範囲に注目!
クワガタの低温種や幼虫管理を網羅的にできるような、温度設定可能範囲を有するワインセラーを選ぶようにしましょう。といっても、18℃以下まで設定できるワインセラーばかりですので、あまり気にする必要はありません。購入前に、念のために確認しておく程度で構いません。
ワインセラーが活躍する場面
低温種の成虫飼育の時
18℃~22℃ | 22℃~25℃ |
ドンキエールコクワガタ | スマトラオオヒラタ |
ネパールコクワガタ | パラワンオオヒラタ |
ウオードコクワガタ | ダイオウヒラタ |
ラティオキナティブスコクワガタ | アルキデスヒラタ |
ウエストウッディオオシカクワガタ | 本土ヒラタ |
ヨーロッパミヤマクワガタ | スジブトヒラタ |
ウェムケンミヤマクワガタ | ダイトウヒラタ |
ロンドンミヤマクワガタ | ヒマラヤコクワガタ |
国産ミヤマクワガタ | 本土コクワガタ |
ミクラミヤマクワガタ | ヤエヤマコクワガタ |
アマミミヤマクワガタ | 国産オオクワガタ |
アザンブレイクビボソツヤクワガタ | シェンクリングオオクワガタ |
アンタエウスオオクワガタ | ホペイオオクワガタ |
グランディスオオクワガタ | |
ムシモンオオクワガタ | |
ギラファノコギリクワガタ | |
本土ノコギリクワガタ | |
トカラノコギリクワガタ | |
ニジイロクワガタ |
一般的に、22℃以下で飼育するクワガタは”低温種”に位置付けられます。国産種であれば、ミヤマクワガタが該当します。
また、外国産の人気種であればアンタエウスオオクワガタが該当します。
エアコンでは中々22℃以下の環境を作ることは難しいですし、電気代も馬鹿になりませんよね?そのような時にワインセラーが活躍します。
♂♀の羽化ズレを調整する場面
一般的にノコギリクワガタ系は、羽化するまで♀が早くて6か月、♂は早くても1年かかります。この羽化時期がズレることを”羽化ズレ”と言います。
この羽化ズレはクワガタを累代させるためには致命的で、♂が羽化してくる時にはすでに♀が寿命を迎えてしまい、産卵することができずに累代が途絶えることは良くある話です。
その羽化ズレを防ぐために、♀をワインセラーで16度以下で管理をし、活動開始を遅らせる方法が良く取られます。こうすれば、♀の活動時期に合わせて、新たに♂を購入する無駄なコストを削減することができます。
幼虫を低温でじっくり飼育する場面
クワガタブリーダーであれば。誰しもが目指しているのが”大型個体を育て上げる”ことだと思います。
そのためには、幼虫を低温でじっくりと育てることは必須になります。それを実現させてくれるのがワインセラーなんです。
おすすめワインセラー
これまでの説明から、以下のことを指標におすすめ商品を選んでおります。
それでは、おすすめ商品を紹介していきます。以下のおすすめ商品は楽天市場およびアマゾンの価格が安い順に並べた中から厳選しております。
おすすめ商品 その1:Zickdom製 ワインセラー(ワイン12本収納用)
参考購入価格:33,800円(税込み)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×2個、800mlボトル×6本
特徴:サイズも小さく、設置スペースを取らない。そのため、ワインセラー内で飼育する個体が限られている方にはおすすめ。2層断熱ガラスを使用しているためワインセラー内の温度が外気温に影響されずらいことも特徴。なによりも、ワイン12本を格納できるコンプレッサー式のワインセラーの中で最も安価。
おすすめ商品 その2:ECL製 ワインセラー(ワイン15本収納用)
参考購入価格:35,300円(税込み)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×4個、800mlボトル×6本
特徴:サイズも小さく、設置スペースを取らない。そのため、ワインセラー内で飼育する個体が限られている方の中で、飼育ケースを多めに収納したい方におすすめ。3層断熱ガラスを使用しているためワインセラー内の温度が外気温に影響されずらいことも特徴。
おすすめ商品 その3:WEIMALL製 ワインセラー(ワイン18本収納用)
参考購入価格:29,800円(税込み)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×18個もしくは800mlボトル×26本
特徴:スリムなボディであるため、大きさの割には設置スペースを取らないことが特徴。なによりも、価格が安価!ワインを18本格納できるということもあり、容量が大きく、飼育ケースおよび幼虫飼育ボトルを多数収納できることが非常に魅力的。コスパ最強な商品。
おすすめ商品 その4:ECL製 ワインセラー(ワイン24本収納用)
参考購入価格:34,890円(税込み)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×18個もしくは800mlボトル×39本
特徴:18本収納用よりも、幼虫ボトルを多数収納したい方におすすめ。3層断熱ガラスを使用しているためワインセラー内の温度が外気温に影響されずらいことも特徴。
おすすめ商品 その5:PlusQ製 ワインセラー(ワイン15本収納用)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×4個、800mlボトル×6本
特徴:何よりも保温機能が付いており、冬場でもワインセラーを活用しながら緻密な温度管理が可能!サイズも小さく、設置スペースを取らない。そのため、ワインセラー内で飼育する個体が限られている方の中で、飼育ケースを多めに収納したい方におすすめ。
★超おすすめ商品 その6:PlusQ製 ワインセラー(ワイン21本収納用)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×18個もしくは800mlボトル×39本
特徴:何よりも保温機能が付いており、冬場でもワインセラーを活用しながら緻密な温度管理が可能!15本収納用よりも、幼虫ボトルを多数収納したい方におすすめ。収納容量、ランニングコスト、購入価格、機能の充実性すべてを鑑みると、私ならこれを買う!
おすすめ商品 その7:PlusQ製 ワインセラー(ワイン31本収納用)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×36個もしくは800mlボトル×48本
特徴:何よりも保温機能が付いており、冬場でもワインセラーを活用しながら緻密な温度管理が可能!21本収納用よりも、幼虫ボトルを多数収納したい方におすすめ。
おすすめ商品 その8:PlusQ製 ワインセラー(ワイン53本収納用)
収納可能な飼育容器(目安):飼育ケース 小×88個もしくは800mlボトル×126本
特徴:何よりも保温機能が付いており、冬場でもワインセラーを活用しながら緻密な温度管理が可能!圧倒的収納量であり、クワガタ飼育数が100匹以上の方は迷わず選ぶべき商品。
まとめ
これで、あなたもクワガタ飼育に最適なワインセラーを選べる知識が身についたはずです。いくつか、おすすめ商品を調べて列挙いたしましたので、是非見てみてください。最後に、クワガタ飼育専用のワインセラーを選ぶためのポイントを改めて以下にまとめます。
正しくワインセラーを選んで、飼育の幅を広げていきましょう。
おまけ(ランニングコストの計算方法)
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